2025年6月15日日曜日

BOMBTRACK TEMPESTの紹介

ボムトラの試乗会は6/29日まで!!
BOMBTRACK TEMPEST スペックはコチラ
スプリンターではなく長時間のサイクリングをいかに快適にするかを目指したロードバイク
完成車は税込484,000円
フレームは税込220,000円
Tempestは、スチールフレームの軽快な快適性と現代的なパフォーマンスを融合。カーボンフォークが正確なステアリングと振動吸収性を確保しShimano 105 2x12油圧式グループセットとSeido Tauディスクハブを搭載し、効率性、コントロール性、そして一日中続く快適さを追求して設計されています。スピードを追い求める時も、週末の小旅行を楽しむ時も、新しいルートを探索する時も、どんな旅でもスムーズで自信に満ちた、やりがいのある走りを提供してくれるロードバイクです。
っと105がついて30前後のタイヤが付きラック系のダボも無しのシンプルにロードバイク。
それでもBOMBTRACKなのでごく普通のクロモリロードと比べるとやっぱり個性はあります。

特に感じるのは
・地面に張り付くような接地感の強さ
・微振動も強い衝撃もシッカリ吸収して速度を感じにくいレベルで安定している
 衝撃のレベルは実際は30cだけど40cくらいのタイヤで走ってるよう
・上記の矛盾に聞こえるけどBB周りの剛性は一般的なバイクよりも高く踏みやすい

乗る前はもっとチャキチャキ系をイメージしていましたが意外な事に「凄く穏やか」
質実剛健な雰囲気は薄っすらあるけど25k/hくらいから衝撃吸収が非常に良く
幹線道路をハイペースで流しても路面に気を使わないというかバイクがドシッと安定して
荒れた舗装路や車に寄せられてもフラつかずに「守られ感」がありペダリングに集中出来た!

体感上はAUDAXやHOOKの方がハンドリング・コーナリング・低速からの加速もクイック。
TEMPESTOは速度を上げるとBBを中心に沈み込むようなシナリが出てきて快適性が向上。
住宅地も積極的に走って狭い道&低速でもフラフラ感はなくて扱いやすかった。
TEMPESTO=嵐、暴風雨の中でも負けずに走れる安心感があるバイクって印象でした
コロンバスではなく4130のクロモリでこのあたりがAUDAXやHOOKのクイック感ではなく
ARISE的なシットリ系の乗り味のヒントなのかもしれません

フォークもディスクに負けない強度はあるけどシッカリと衝撃をいなしてくれて快適

コンポは12速の105

50-34T

ホイールはBOMBTRACKのSEIDOのハブとリム


タイヤはシクロで有名なCHALLENGE

BBはT47


随分と窪んだ珍しい形のサドルは自分にはシンデレラフィットで良かった
シートポストはオフセット少なめのフロントよりにポジション

ハンドルはバックスウィープ強いけどリーチ長めで握る場所が多くていい感じ


ケーブルは珍しく内装

往年のクロモリロードの美味しいところは尊重しつつ現代的に安全性を高めた印象。
スピード出しても怖くないし、ダンシングも簡単だったり相当に落車のリスクは低減すると思います。
1番気になる何かとっても似ている気がするAUDAXとの棲み分けですが・・・
グラベルにも片足突っ込んでるAUDAXの方がハンドリングや低速からの加速が良かったりと
咄嗟の状況でバイクをサッと動かせる反応の速さを持ちつつもタイヤで安定感とクッション性を確保して
オンオフどんな路面が来ても踏破できるオールロード

TEMPESTOは舗装路に特化して高速のダウンヒルでもビタッと路面を掴んで
荒れた舗装路でも疲労感少なく確実に速度をキープして走り続けられる
国内ではAUDAXよりもTEMPESTOの方が”ブルベ”色が強いかもしれない
舗装路特化のオールロード

クロモリ乗るにあたり今乗ってるロードよりも安心感が欲しければテンペスト
グラベルやバイクパッキングも含めてマルチに使えるロードが欲しければAUDAXな感じです

ネガティブに感じる部分としては、
衝撃吸収のレベルが高すぎて路面からの衝撃が少ないので速度感がなく体感は遅く感じるかも
本来乗り物が目指す最高の状態なんですが衝撃=速度と体は捉えるので本機は刺激少なめ。

ハンドリングも穏やかで他のボムトラはハンドル切るとシュッとレーンチェンジしますが
重心で曲がる感じで良く言えば安定感、悪く言えば鈍い

急坂は安定感のおかげでハンドル操作に労力奪われないしダンシングも容易ですが
そこはクロモリフレームなので坂道はアルミやカーボンよりも当然重さは感じます。