サスペンションのセッティング方法
FOXもロックショックスも基本は同じです。
マニュアルが手元にあればそれを参考にして読み進めてください。
なければ下記サイトにサスに掘り込まれているシリアル番号を入れてマニュアルを見てください。
FOX=https://tech.ridefox.com/bike
ROCKSHOX=https://trailhead.rockshox.com/en/product/search/serial
先ずは、
基本中の基本、サスペンションの「バネの硬さ」を「サグ」決めます
サグの取り方はこちらの動画で。
フロントサスのサグは分かりやすくストローク数✖️サグ%で100mmなら15~20mm沈めばOK
最近のフロントサスは15~20% 数字が小さいほど硬く、大きいほど柔らかくなります。
リアサスは25~35%の中でメーカー毎に違うのでフレームに大抵は書かれています。
トランジションなら27~33%でリアサスはインナーシャフトの長を測ってサグを計測するか
親切なブランドだと何ミリ沈ませると表記があり16~20mmとなっています。
サグが出たら次はリバウンドやコンプレッションの調整
これはエアー圧に依存するので前後サスのエアー圧=PSIを忘れずに。
作業手順は前後サスペンション同じです。
どのグレードのサスにもあるリバウンドの調整
リバウンドはサスが沈んでから伸びてくる時の速度を調整します。
これらの設定は各メーカーの推奨値に合わせれば大体はOKと言うより推奨値は守ってください!
下の画像であれば100PSIでサグを出した方であれば
LSR5~3 LOの赤いダイヤルをSLOW側に回し切ったところからFAST側に5~3クリック戻す
HSR4~2 HIの赤いダイヤルをSLOW側に回し切ったところからFAST側に4~2クリック戻す
お次のコンプレッションはサスに加わる衝撃への反応具合を設定します。
OPENが敏感に反応して、CLOUSEは鈍い反応でサスが硬く感じられます。
お手元のFOXのマニュアルに推奨値が出ています。
リバウンドやコンプレッションのHIとLOですが
ハイスピードは大きい段差やジャンプの着地など大きな衝撃でサスペンションが深く沈んだ状況
ロースピードは根っこや石、立ち漕ぎの時など弱い衝撃でサスペンションが浅く沈む状況
を指しています。
リアサスによくついている青いレバーですが、こちらは簡易のロックアウトレバーで
登り坂の時にサスを軽くロックしてペダリングし易くするレバー
FARMと書かれた方にレバーを動かすとロック、逆が通常時の位置
ロック時に降ると壊れ易くなるので要注意。サグを取る時も同様に測れなくなるので元の位置へ