2023年10月22日日曜日

SALSAのオールマウンテンバイク:BLACKTHORN CARBON紹介

SALSAのオールマウンテンバイク:BLACKTHORN CARBON 紹介 スペックはコチラ
税込¥767,800
この価格でカーボンフレーム・ワンランク上のサス・SLXコンポとくればGIANT越えのコスパ

160mm/140mmの29er
「CASSIDYはどーなの?ってストロークが伸びる分、少し重くなりますが結局は同じフレーム。
パーツ分重くなるけど同等に登り・取り回しの癖のなさ➕加速とジャンプの軽さは変わらず
・安定感は更にアップ!少しの重さを犠牲にして「自信」を手に入れられるのがキャシディー
ゲレンデが多い方はキャシディーで安全マージン高ながらチャレンジした方が上手くなれますよ
リラックスして乗れば正しいタイミング・姿勢が取れて成功体験を積んでいけるのでオススメ」

先ず乗るとフワフワなのにギュンギュン加速する心地の良い出だしが印象的
他社の登りに強い同カテゴリーのバイクと比較してもペダリングの反応・加速はピカイチ
トレイルの根っこっで全く引っかかりを感じないストレスフリーな越え方は病みつきになります
&チェーンステイも短くバニーホップやウィリーなども調子が良くて
最近のライダーの動きをスポイルする系ではなくTRANSITION的な一緒に遊べるバイク

この軽やかさから一転、下に入るとバイク全体が1cmくらい地面に食い込んでいるような接地感
あまりの接地感に低速時と比べると縦の動きが鈍くなりますが意識して動かせば
やっぱりフロントは上げやすく振り回すことも出来ちゃいます

全体的には挙動も穏やかで下りに苦手意識や安心感を求める人には最適!
最近のバイクはスピードが乗ると動きの過敏さが出るモノも多いので求めるキャラを選びましょう

常にサスペンションがシットリ動き続ける秘密はTREKも採用しているSPLIT PIVOTの特徴
SPLIT以外でも別のアプローチで様々解決している問題ではありますが

ブレーキの反動・ペダリングでチェーンがフレームを引っ張るチカラ
これらが不要にサスペンションを沈ませたり邪魔をして衝撃に対して対処し切れていませんし
サスに動きがブレーキやペダリングの邪魔もしてしまいます、、、

この問題をカナリ効率的に解決してどんな時でもリアサスがベストな動きをしてくれる作り
路面に対し細かく繊細にサスが反応することでシットリ滑らかな乗り心地を実現
っと同時にサスの動きに無関係にスイスイと進んでもくれる滑らかさに特化した味付け

パーツ構成も少なくメンテも楽そう
一応、2ポジションあってハンドリング重視か安定重視を選べます

SALSAの専用のストラップが付属して荷物を持ち運ぶことができます

ここが非常に大事で他店で購入された方も念の為再確認してください!!
フロントのサスは近年15~20%のサグが一般的ですがBLACKTHORNは25%のサグです
サグをきっちり出さないとバイクの本来の味・設計からかけ離れる暴挙なので真摯に設定を!

地味に嬉しいのがリンク周りの専用カバー
石だの枝だの挟んで傷になったり泥が溜まるムカつきエリアを見事にフルカバー!!
全てのメーカーでしっかり販売して欲しい・・・

速さ・レースで勝つってよりもライダーが快適で楽しさを無理なく体験できる乗り味で
初心者の方や気張らないスムーズなバイクが欲しい方
楽に登って、安全に下りを流してユルく走りたい方に超おすすめなバイクです
先に書いちゃってますがw
トレイルとゲレンデの重要性が同じくらいの方はブラックソーン
ゲレンデ優先な方はキャシディー。登りの速さを求めなければ充分トレイルも楽しめます!

*同カテゴリーのバイクと比較*
TRANSITION SENTINELと比べると直進安定性や飛びやすさなどの刺激はセンチネル
細かい動き・安定した挙動・軽やかな登りはBLACKTHORNの勝ち

IBIS RIPMOと比べると凄く近い存在と思いきやRIPMOは登りも下りもキャラは常に一定
一番違うのはRIPMOはバニーホップ等のライダーの動きをスポイルする傾向が強いですが
BALCKTHORNは登りは軽快で下りは安定志向へとキャラが変わるしバニーホップも簡単

YETI SB160と比べと真逆な特性が出てて興味深かったです。
SB160は登りはキャラが立たず大人しいというか、もっと鋭さが欲しい穏やかさで
下に入るとスピードに比例してポッピーでイキイキしたアグレッシブさが出ますが
BLACKTHORNは低速時にプレイフルな動きの軽さがあるのに対し下りでは超穏やかで真逆w