2023年11月24日金曜日

IBIS HD6 私情車組みます−その2

IBIS謹製 マレット専用180mm/165mmのエンデューロバイク
エンデューロレースの現場で磨かれ誕生したHD6
サイズは「2」=Mサイズ
「レース用」=「速い人しか乗りこなせいな」っとなりがちですが超扱いやすいですw
パッと乗るとフロント160mmかそれ以下のバイクに乗ってる普通さ、癖のなさ
やっとこれから各社、違和感のない成熟したマレットを出してくる時代になるのかな?

真面目にトランジションの得意な縦の動きにサンタの路面追従を足して2で割らない感じです
・バニホが簡単でリアもシュッと軽快に引き上がる
・絨毯の上を走る滑らかシットリフィール
・ハンドルでクイッと俊敏に曲がれるし、バイクを倒した時もクイック過ぎず綺麗に倒せます
・ジオメトリーに何の違和感・無理もないので普通でマレットだと気がつく人まずいません
・180mm&29erのフロントのグリップに負けないリアのトラクションが27.5を感じさせない
=リアブレーキめっちゃ効く・29er以上の登りのグリップ・コーナー攻めやすい

トランジションオーナー目線で語ると、
スカウトのジャンプ等の身のこなしにスパイアーのストローク量・制動力を持たせて、
操作時の体感重量はセンチネルくらいとIBIS乗ってる感じがしないバイクですw
悪く言うと今までのIBSIの体感重量の異様な軽さ・加速感は控えめです

完成車キットを買ったのに殆ど使わないんですが理由は簡単
完成車の方が使わないパーツ売ればバラ売りよりも安い&フォークが専用デカールでカッコイイ
NXキットならSRAM GXとNXのミックスで前後FOXファクトリーで税込1,023,800円
パーツは違えどこのフレーム・フォークのバイクがこの時代にこのお値段やばいでしょ!!
色々の理由でトランジションやサンタから同ブランドに乗り換えが微妙なタイミングの今
これらのブランドが理想的に進化したようなバイクがIBIS HD6です

ここからは試乗車ではなく私情車たるパーツ群
ギアはこれ一択 SRAM EAGLE AXS TRANSMISSION XO
T-TIPEは電動で壊れないとかが一番大きく宣伝されていますが・・・
ペダリングのパワー伝達・剛性感からくる無駄のないフィーリングが最高にストレスフリー
チェーンとギアの噛み合わせの抵抗感も超少なくてチェーンの存在を忘れる感覚です
ギア全域でノイズないし静かで幸せです
ボタンの位置も良くて、親指の可動域が1/4でこれまた快適

ボクの自転車ライフで絶対に欠かせないのがCHRIS KING
ハブもヘッドもBBも「キングかそれ以外のブランド」と認識しているほどレベルの差があります
ハブが特に顕著で内部構造の写真を調べると明らかに他者よりもゴツいパーツ・点数で組まれ
ベアリングも全て自社生産でハブを構成する全てのパーツをKINGが専用設計してしまう凄さ
バカげた長寿命とキングたる高品質な状態が続く期間が桁違いに長い最高の作りなんです!
個人的に2位はDT SWISSとONXYSここも他社と明らかに違う作りで素晴らしい
それ以外は結構簡単にベアリング錆びるしラチェット潰れるので正直、大差ないです

ヘッド周りから異音がしやすい方はKING入れれば解決します
フレームの規格が変わって使わなくなるまで使えますw
KINGオーナーあるあるで歴代の規格のKINGが沢山余ってるんですよね

BBは高ケイデンス時の回転だけ見ればもっと回るブランドはあります
しかし、登りの高負荷時のヨレの少なさクランクを支えるシッカリ感はKING独自の世界

ブレーキはXTR
お値段は流石のSHIMANOでも王様クラスですがパワーとコントロール性は異次元
指が全く疲れずに軽い握りでドカ効きさせられるし、粘土質の路面でのフェザータッチも可能

ハンドルはTHOMSON
ステムのクオリティーはCNCのタイプだと大差なく見た目の問題ですねw
ハンドルは硬すぎず曲がりすぎずで減衰力が強く微振動も伝えない快適なカーボンバー

ドロッパーのレバーはWOLFTOOTHの新作
更に軽いレバーの押しで操作できるようになり細かいポジション調整もできて最高
完成車についてくるレバーからコレに変えるだけで随分と使い勝手が良くなるのでオススメ

フレームに付属のマッドガード?も秀逸で小石が入りやすい隙間も完璧ガード

完成車キットの気に食わない点はドロッパーw
36.4mmと無駄に太く選択肢も少ないむかつくサイズでアダプター噛ませてFOXに変更予定w
ドロッパー自体の差し込み量はすごくてMサイズのフレームに170mm以上が簡単に入ります

リアタイヤのクリアランスは2.4にインナー35mmのリムでこんな感じ

ホイールは向こうのミスで遅れて到着なので後日